製作・改造事例

爪切り台の製作

 リウマチのある女性から爪切りについてのご相談がありました。これまで爪を自分で切ることはなく、介助者に切ってもらっていたそうです。しかし「気兼ねなく、自分でやりたい。」と、ご本人が使える爪切りを探していたとのことです。プラザにはボランティアさんの製作見本で台付き爪切りや片手爪切りがあります。それらをご本人に試していただきましたが、台が高かったり、障害で指がなかなかまっすぐに伸びないため、すべての指の爪をうまく切ることができませんでした。「指ごとに爪切りの位置を変えれば、うまく切れるかもしれない。」とのご本人の発言から、まず台を低くし、爪切りの刃先が円弧状に回転して切る位置が変わる爪切りを作ることにしました。

材料リスト
アクリル板
適量
木材
適量
爪切り
1本
ネジ
2本
調整用ツマミ
2本

材料費は1個700円程度

作り方

 ネジ及び調整用ツマミ部分と縁を残して、台座の木材裏面を削り出します。アクリル板を半円にカットし、調整ツマミが通る円弧状の穴を開けます。爪切りは延長の柄を付けてネジで半円のアクリル板に固定し、台座に調整用ツマミを取り付けます。

工夫した点と使い方

 当初、本人から重くて持てないと言われたため、裏面を削り出して爪切り全体を軽くしました。また、ふちを残すことで、ご本人が持ちやすく指をかけやすくなるよう工夫をしました。使い方は、左右のツマミをゆるめてから半円状のアクリル板をずらし、回転角度は左右30度ずつ振ることができるので、位置を決めて調整ツマミで固定し、爪を刃先へ持っていき、柄を押して切ります。

爪切り概観

裏面の様子

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。