製作・改造事例

自助具(練習用リーチャー)の製作

 この方はリハビリセンターに入院中で、前にかがむことができないため、作業療法科にあった自助具(リーチャー)を使って靴を履く練習をしておられました。作業療法科からこのリーチャーが購入できないかとプラザに問い合わせがあり、調べたところ廃番になっていて入手できないことがわかりました。ご本人からは練習で使っているリーチャーと同じくらいの長さでもう少し太く軽いほうがよいとの希望があり、以下の材料でリーチャーを作ることにしました。

材料リスト
釣竿
1本
アルミ丸棒16mmφ×60mm
1本
先端用針金3mmφ×100mm
2本
ひも
1本

材料費は1,000円程度

作り方

 釣竿を100cmの長さに切ります。持ち手側にはぶら下げられるように穴を開けてひもを通します。先にはアルミ丸棒に2個穴を開け、そこへ針金をさして曲げて形を整えます。釣竿の先端へアルミ丸棒を挿入して接着剤で固定します。

工夫した点と使い方

 当初、ご本人からは強度を考えてアルミパイプでリーチャーを作ってほしいと言われたので、19mmφ×90cmで試作しましたが、重量が190gもあり、練習で使っていたリーチャーの倍の重さでした。これでは重すぎるとのことで、材料自体を見直し、長くて軽い素材として釣竿を見つけ、これを使用したところ、100cmでも75gと軽量に作ることができました。

練習用リーチャー(約100gで柄が細い)

製作したリーチャー。手前が釣竿で製作したもの(75g)、奥がアルミパイプの試作品(190g)

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。