製作・改造事例

これまでと同じようにパソコンを操作したい

 ベッド上の移動介助は、介助者に大きな負担となり、腰痛の原因となる場合が数多くあります。また、人力のみの力任せな介助は利用する方にも体的な負担になり、床ずれ(褥瘡)や関節の可動域が制限されてしまう拘縮など、二次障害の原因にもなりかねません。「持ち上げる、引きずる、抱え上げる」そうした人力のみの力任せな介助は、介助者、利用者の双方に大きな負担となります。利用者の体の動きに合わせて適切な用具を選択することが基本です。
 今回は「ベッド上での移動ができない利用者を介助する際に生じる体の圧迫などを軽減し、かつ介助者の負担も軽くできないか」というご相談を事例に、多くの方に利用いただけるスライディングシートを使った移動方法をご紹介します。

本人の可能な動作で操作できる、専用のマウスを製作

材料リスト

プリント基板 30×70mm
1枚
REVIVE USB
1台
レバースイッチ
4個
押しボタンスイッチ
1個
結線
適量

材料費は5,700円程度

作り方

 基板の表へ上下左右4方向にレバースイッチを並べ、すぐそばにマウス左クリック用の押しボタンスイッチを配置して裏からハンダ付けします。各スイッチの結線をREVIVE USBの端子につなぎ、ハンダ付けします。それらをお菓子のケースに収納します。

工夫した点と使い方

 REVIVE USBは、オリジナルUSB入力デバイスを作るための小型モジュールで専用ソフトウェア(簡単設定ツール)によってマウスカーソルの方向や速度を割り付け可能なものです。本人はマウススティックを動かせる範囲(可動域)が狭いので、縦横30mm以内にレバースイッチ4個と押しボタンスイッチ1個を配置し、それを押す力は軽いものを選択しました。本人はベッドに横向きの姿勢(側臥位)で、口にマウススティックをくわえて専用マウスを操作します。また文字入力はパソコンのスクリーンキーボードを使っての代替で可能となりました。

なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。

ページ先頭へ