事業団/プラザレポート

アロン化成株式会社 ものづくりセンターを視察
介護ロボット(排泄支援)水洗ポータブルトイレ「キューレット」開発者にお話を聞きました

ものづくりセンター

国内各所に散らばっていた開発拠点を集約し、研究開発拠点・ショールーム・研修、体験施設として2011年に創設。研究開発が行われている同じ建物に展示ルームが併設され、実際に製品を手にとって見ることができます。また、内部に体験ハウスとして戸建て住宅が設置され、実際に製品を住宅に導入した場合の状態を確認することができます。

介護ロボット(排泄支援)水洗ポータブルトイレ「キューレット」

これまでのポータブルトイレに水洗機能を付加。新幹線車内のトイレのように真空吸引力を利用し、トイレから排泄物を吸い取り、吸い取った排泄物は直接汚水配管または室内密閉容器に流すことができます。室内ユニットなら排水工事が不要で、マンションなど排水工事ができない場所でも利用することができます。

 6月14日(火)、アロン化成株式会社 ものづくりセンターにて、新事業開発部、実際に商品開発を行っている担当者にお集まりいただき、新製品の介護ロボット(排泄支援)水洗ポータブルトイレ「キューレット」と安寿シリーズの開発について伺いました。なごや福祉用具プラザ、名古屋リハビリセンターからは、理学療法士、作業療法士、ケースワーカーら7名が参加し、実際の装置を見学、開発の背景や理念について説明を受けました。
 初めに「介護ロボット 水洗ポータブルトイレ キューレット」について、開発の背景や目的、製品説明のプレゼンテーションを聞きました。その後「流水実演コート」に移動、透明な配管を利用し実際にどうのように排泄物が流れるかを目で見て確認しました。さらに「体験ハウス」に移動して、実際に室内に設置した場合と屋外に設置した場合の、それぞれの動作状況を確認しました。動作音や臭いについても、併せて検証しました。また、展示ルームで、アロン化成の沿革と、介護用品安寿シリーズを見学し、商品の紹介、設計のポイントなど、説明を受けました。その後、再び会議室に戻り質疑応答を行いました。古くからポータブルトイレを研究していることもあり、データに裏付けされたことを基に明確な設計思想で考えられていることや、実際の住宅を使った多くの実験を経て製品が作られていることがよく解りました。また、透明な配管を使って流れ方を確認することは、ものづくりセンターでしか見ることができないもので非常に印象的でした。アロン化成からは、これまで福祉用具の開発拠点が関西地区にあり、現在のものづくりセンターに移ってからは製品のモニターをしてくれる先、特に在宅で介護しているような事例が少ないと意見が出されました。今後の情報交換や介護ロボット普及などの協力を確認し、見学は終了となりました。なごや福祉用具プラザでは、最新情報や高齢者福祉・障害者福祉についての情報を収集、介護ロボット普及のため、開発メーカーや関連施設に訪問する活動を今後も継続していく予定です。
 なお、アロン化成株式会社 ものづくりセンターは、予約申し込みすれば誰でも見学することができます。
http://www.aronkasei.co.jp/monozukuri/

アロン化成株式会社

 東亞合成グループのプラスチック総合加工メーカー。1951年に国内で初めて塩化ビニル管の製造に成功し、管工機材、建材関連、介護関連などの製品を開発・製造しています。福祉・介護用品としては1970年からポータブルトイレを販売しており、 多くの経験とノウハウがあります。介護用品は「安寿」というブランド名で、排泄用品、移動・歩行用品、入浴介護用品などが販売されています。安寿シリーズは、なごや福祉用具プラザでも展示しており、使い勝手を実際に体験することができます。
アロン化成 ホームページ