事業団/プラザレポート

夏休み特別企画 キッズサマーセミナーを開催しました

 なごや福祉用具プラザでは、夏休みの小学生を対象に特別企画キッズサマーセミナーを開催しました。子ども向けの特別セミナーは、夏休み、冬休みの間に開催し、子どもたちと親御さんに楽しんでもらいながら、なごや福祉用具プラザのことや福祉用具について知ってもらおうと企画しているものです。今回の特別セミナーは、全部で3回。8月6日(土)「自助具製作講座〜ものづくり体験〜」、8月20日(土)「親子レク〜親子で体を動かそう〜」、8月25日(木)「キッズロボットプログラミングワークショップ」です。対象は、いずれも小学3年生から6年生で参加費は無料、事前に申し込みをいただき参加となりました。

自助具製作講座〜ものづくり体験〜

 講師として、AJU自立の家生活情報センターの髙田圭子さんをお招きし、障害当事者として自身の経験を交えた「生活で使う道具の活用」のお話がありました。「自助具を必要としている方とのコミュニケーションを密に行うことが、よりよい自助具づくりに不可欠です」と話されました。
 自助具づくり体験では、ストローホルダーとペットボトルオープナーを製作しました。どちらも、アクリル板をホットプレートで温め、木型に合わせて曲げて作ります。子どもたちは、やけどに気を付けながらも熱心に製作に励んでいました。
 また、展示された自助具を手に取り、盛んに質問やアイデアを出す様子も印象的でした。

親子レク〜親子で体を動かそう〜

 親子でいろいろなゲームをしながら、その中で障害体験をしました。
 ビーンズバックは手で投げるだけでなく、足の甲にのせて的をねらうゲー ムや、車いすスラロームでは、一般的な車いすとバスケットボール用車いすに乗って違いを体験し、子どもたちが車いすの操作に熱中し、時間を延長しての体験となりました。
 また、パラリンピック正式種目のボッチャの体験や球の中に小さな鉛玉の入った、転がすとカラカラと音のする球をアイマスクをつけて取ったり、打ったりし、全部で4種類のゲームを楽しみました。
 いずれのゲームでも、慣れてくるほどに親御さんも真剣になり、夢中になって楽しんでいる様子が見られました。

キッズロボットプログラミングワークショップ

 昨年度から開催しているワークショップで、特に人気があり、今回も多くの申し込みをいただき、抽選となりました。
 ワークショップでは、レゴ社のロボット教材「マインドストーム EV3」とパソコンを使い、実際にプログラムを作成し、ロボットを動かす体験をします。今回は、3名ほどの5つのグループにわかれ、床に置いた2つのパイロンに当たらないよう8の字を描いてスタート地点まで戻る3m程のコースでタイムを競いました。はじめに、30分ほどロボットとプログラムを書くソフトの操作方法の説明を受け、その後、時間いっぱいまでプログラミングを行います。パソコンを使ってプログラムを作成するというと難しそうですが遊び感覚で作成することができ、子どもたちはすぐに操作を理解していました。後半の1時間で、プログラムを作り、実際にロボットを動かしてテスト、プログラムを修正するということを繰り返し、徐々にプログラムを完成させていきました。何度も、何度も、プログラムを修正し、思った通りに動作すると歓声が上がっていました。パソコンの画面に向かう子どもたちの真剣な表情と、対照的にロボットについて歩くようにして動作確認するあどけない姿が、とても印象的でした。時間になったところで、グループごとにレースを行い、ワークショップは終了となりました。ゴールできなかったグループもあり、名残惜しそうにする子もいました。

 いずれのセミナーでも福祉用具や介護ロボットを体験する時間を設けました。障害やロボットに関するセミナーを体験した後だけに、用具を見る目や触る様子にも変化があったように思われました。また、キッズロボットプログラミングワークショップでは、子どもたちがプログラミングしている間、保護者向けに、なごや福祉用具プラザの施設説明と福祉用具の見学と体験をしていただきました。子どもや子育て世代の方々にも福祉用具について知っていただく良い機会となりました。

パラリンピック写真展

 なごや福祉用具プラザでは、8月6日〜8月25日まで、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の協力で、「パラリンピック写真展」を開催しました。ロンドン2012パラリンピックの写真で、キッズサマーセミナーに参加した子どもたち、保護者の方々も展示された写真に見入っていました。

 今回のような特別セミナーは、次回、小学校の冬休み時期に開催を予定しています。内容が決まり次第、社会福祉法人 名古屋市総合リハビリテーション事業団のWebサイト、パンフレット等でお伝えします。ぜひ、ご参加下さい。