事業団/プラザレポート

脳活! 落語! ゲーム! 体験会!
笑って 触って 考えて 10月1日「福祉用具の日」イベント開催

 2017年10月1日(日)は「福祉用具の日」。なごや福祉用具プラザでは、福祉用具の日にちなんで、イベントを開催しました。福祉用具体験会のほか、午前は講演「いきいき生活『脳活のススメ』」、午後は微笑亭さん太さんの落語で、訪れた参加者は秋の一日を大いに楽しみました

「認知症の症状が出ない人でも、加齢とともに脳の萎縮は起きています。脳の萎縮は、誰にでも起きている現象ですが、運動と食事で抑えることができます」と語る久保田競先生

時速5km(早歩き)を15分以上続けることで、脳の前頭葉が刺激され、脳容量、最大酸素消費量が拡大することをデータから紹介

軽度アルツハイマー病には、「コリン」という大豆に多く含まれている物質をとることが大切。卵にも多く含まれ、納豆と卵はコリンをとりやすい食事と紹介しました

 午前の講演「いきいき生活『脳活のススメ』」は、京都大学名誉教授、医学博士の久保田競先生にお願いしました。イベントの開場と同時に事前に申し込みを済ませたお客さまが来場し、すぐに会場は満杯。参加者の中にはお若い方も見られ、脳を活性化させることや健康によい生活習慣などへの関心の高さがうかがえました。講演は、認知症、軽度認知障害、高次脳機能という言葉の説明から始まり、脳と神経の構造やどういった現象が起きているのかといったことをわかりやすく解説、たくさんの医学論文を引用しながら、脳によい生活習慣や食事なども紹介していただきました。論文の引用など、医学の知識のない人には難しすぎるのではと心配になりますが、久保田先生はわかりやすくかみ砕いて説明、歯に衣着せぬ痛快な物言いも楽しくあっという間の90分でした。質疑応答では、日常の運動はどれくらいすればいいのか、脳によい食べものの食べ方、サプリメントの使い方についてなど、たくさんの質問が寄せられました。ひとつひとつ丁寧に応えられ、希望者には講座で使った資料を配付するなど、大変、有意義な講座となりました。

 午後は、微笑亭さん太さんの落語です。お昼の間に、研修室にベッドを入れて金屏風を用意、高座に作り替えて寄席の気分です。落語を生で聞ける貴重な機会で、一層多くのお客さまで賑わいました。微笑亭さん太さんは、落語家としてはアマチュアとなっていますが、落語作家でもあり、春風亭小朝さんや林家正蔵さんへも作品を提供する実力派。時事問題を巧みに取り入れた話が面白く、会場から大きな笑い声が絶えることなく続きました。お年寄りがファーストフードでアルバイトする「お達者バイト」、旦那さんに内緒で熟女たちが合コンに出かける「熟女たちの宴」など、高齢者を題材にした落語を3題。90分間の独演会は、大きな笑いにつつまれました。

プラザ内の特設コースを走るスポーツ車いす体験

電動車いすWHILL体験

ペットボトルオープナーづくり

目(視線)を使って文章作成・読み上げができる視線入力式意思伝達装置「マイトビー」

福祉用具「リーチャー」を使ったお菓子つかみ取りゲーム

福祉用具プラザ前では名古屋市公式マスコット『はち丸』くんがお出迎え

 講演、落語のほかにも、なごや福祉用具プラザ内では、福祉用具を使ったゲーム、ペットボトルオープナーづくり、スポーツ車いす体験、電動車いすWHILLや視線入力式意思伝達装置マイトビーなど最新の福祉用具の展示を行い、多くのお客さまで賑わいました。