障害者スポーツセンターの利用者が競技練習に参加するために、カローリング用スティックを製作しました

 カローリングとは氷上スポーツのカーリングからヒントを得て誕生した、様々な世代で楽しめるインドアスポーツです。障害者スポーツセンター職員から、障害のある方がカローリングを行うために必要なスティックを作ってもらえないかと相談がありました。これまで職員がほうきやモップの柄を使って手作りしていましたが、短くて重いことで使える利用者に制限があり柄の長さを調整できて軽いカローリング用スティックを作ってほしいとのことでした。そこで要望どおりのカローリング用スティックを製作することにしました。

材料リスト

掃除用の伸縮する柄
1本
塩ビパイプ及び木材、アクリル板
適量
ネジ
2本
蝶ネジ
1本

材料費は700円程度

作り方

 柄の先端をカットし、そこへ持ち手を押さえる木製の台座と、縦半分に切った塩ビパイプを取り付けます。塩ビパイプには滑り止めのゴムシートを貼り付けます。台座は蝶ネジで角度調整ができるようにします。

工夫した点と使い方

 全体の重量が重くならないように店頭で軽い柄を探すのに苦労しました。また柄の先端が重いとモーメントにより手で持つところに負荷がかかり大きくなるので、これも重さに注意しました。ジェットローラー(カーリングでのストーンと同様のもので裏面にキャスターが付いている。)の持ち手をスティックで押さえるのに、利用者の扱いやすい長さや角度があるので、全長及び先端部の調整ができるようにしました。

これまで使っていたスティック

カローリング用スティックを持つ様子

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